北陸大学教職員組合ニュース29号(1996.9.5 発行) 

 

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ついに薬学部も!     不明朗人事

久野学長、河島薬学部長ー教授会の決定を無視

この度薬学部で、教授会での審議、採決の結果が無視されて、これを覆す採用人事が行われた。それも、事前に全く何もなく抜き打ち的にである。最近この大学では、教授会を無視またはその意向に反する教育職員の採用人事が煩雑に行われている。とくに外国語学部では、教授会は採用人事に全く関与できないというおよそ通常の大学では信じられないような驚くべき実態である。
 それでも、かろうじて教授会の意向で人事が進められてきた「最後の砦」薬学部も遂にである。それも、教学側であるべきはずの久野氏と河島氏に背かれたのである。いかに理事会から独断で任命された学長と学 部長とはいえ、彼等の背信行為は許せるものではない。
 言うまでもなく、教員の恣意的な不明朗人事は、その大学の評価を下げ、教育、研究さらに大学そのものを荒廃させるものである。それゆえに、新設時には、教員審査があり、その後は、教授会の最重要審議事項となるのである。本学でも従来は、重要事項として必ず教授会で審議し議決には3分の2以上の同意が必要であった。
 今後、教授会でこの件についての事実関係と責任が厳しく追及されるでしょうが、人事は組合にとっても放置できない重要な問題であります。我々の身分と生活が守られるために、組合でも今回の不明朗人事の実態と責任を明らかにしていくとともに、本学の人事全般の徹底的改善に立ち上がる必要があると思います。
 この件の詳細と今後の経過は改めてお知らせします。組合員の皆さんの積極的なご意見と支援をお待ちしています。