北陸大学教職員組合ニュース27号(1996.9.3 発行) 

理事会監事の役割は?

 理事会における監事の役割は,理事会機能が正常に行われてい るかどうかを監視することと思われますが,昨年の組合結成時以来,金友監事が薬学部に常駐されているのは何枚か。よって以下の質問書を提出しました。

平成8年8月7日
学校法人北陸大学  理事長 北元喜朗 殿
北陸大学教職員組合  執行委員長 土屋 隆

質問書

 昨年夏に北陸大学教職員組合が結成されて以来、金友昭一氏が薬学都本部棟に常勤し、しばしば学内を廻り、教員と接触しています。同氏は学校法人北陸大学の監事とのことですが、以前には、監事が学内に常駐していたことはなく、金友氏の存在と行動および言動などは、薬学キャンパスの教職員特に本教職員組合員に多大の疑惑と不信の念を抱かせるもとになっています。  
 学校法人北陸大学寄付行為に掲げる監事の職務に鑑みて、次の質問をいたします。
(1)金友昭一監事が薬学都本部棟に常勤していることについて、
1 常駐の目的は何ですか。
2 誰の指示によるものですか。
3 常勤して毎日何をしているのですか。
(2)金友昭一氏が監事の職務と立場を十分に理解していると思われますか。  
 この質問に対する回答は、8月23日までに文書でお願いいたします。なお、この質問 書およびご回答は、公開として組合ニュースに掲載します。            以上

回答
 本質問書に対して8月28日午後5時30分,松村理事から次のような回答が口頭で寄せられました。   
 「金友監事の件については法人の役員機構のことなので,組合  に答える事項ではない。」

解説
 金友監事の薬学部常駐は組合結成直後のことです。このことは,広く教職員の中に,組合の監視ではないかという疑問を起こしています。監事本来の職務に照らして,重要な疑義のあることに質問をするのは当然のことです。答えられないことに対しては,組合事項ではないとして無現することは,正常な労使関係を築く意志があるのかどうかを疑わせます。

団体交渉申入れ

次の事項に関し、第12回団体交渉を9月2日に理事長へ申し入れました。
T要求事項
1.今年度のベースアップについて話し合うこと。
2.上記の話し合いの基礎資料となる経理関係資料を提出すること。また、給与体系の客観性をはかる基準として、補助金削減対象となっている法人役員の報酬を明示すること。
3.夏期賞与の際の人事考課について説明すること。
4.吉田和弘氏の人事異動について説明すること。
5.その他
U 日時 1996年9月6日(金)午後6時00分より