北陸大学教職員組合ニュース22号(1996.7.27 発行)
雑誌記事について理事長に貿問書提出!
「時局と真相」の記事内容ついての理事長自らの説明を求めて、去る6月17日に団交申し入れ(組合ニュース第17号)をしましたが、拒否(同第19号)されましたので、今回、次の質問書を理事長宛に提出しました。
(1)と同種の質問が、法学部、外国語学部および薬学部それぞれの組合員を含む多数の教員有志からも理事長宛に出されています。組合がすでに学長に質問(同18号)したが回答がなかった(同20号)学生の監禁については、外国語学部と薬学部教員有志からの質問書にも記載されています。
平成8年7月25日
学校法人北陸大学
理事長 北元喜朗 殿
北陸大学教職員組合
執行委員長 土屋 隆
質問書
雑誌「時局と真相」第16号に掲載された本学に関する記事の内容について、6月17日付で組合が、法人代表者の北元理事長からの団交席上での直接説明を求めたのに対して、法人は西谷労務担当理事名の6月21日付回答書で拒否されました。
その回答書では「組合が指摘する記事は、故なく本学校法人を批判するもの」と明言しています。「故なきもの」であるならば、この記事により侵害された学校法人北陸大学、ならびに我々教職員と学生を含む北陸大学の名誉を回復するための措置を早急にとるべきと思います。1カ月を経過した今なお何等の対応もされていないようです。雑誌の性質がどうあれ、書店で誰でも購入できる当該雑誌の記事の内容は、我々教職員のみならず、学生、父兄、その他の多くの関係者に少なからぬ不利益な影響を与え、多くの不要な疑問を 抱かせるものとなっています。
また、回答書では、「教育環境については経営権」さらに「当該記事は具体的な労働環境について記載したものではない」と言っていますが、教育職員にとっては教育環境即労働環境であり、記事には労働環境についてもかなり具体的に記載されています。
団交での説明が拒否されましたので、ここに文書で次の質問をいたします。
(1)「当該記事は故なく本学校法人を批判するもの」と明言されているのに、何らの措置もとっていないようですが、その理由。
(2)記事内容の事実関係と見解。特に、事務職員への暴行、女子職員に対する「区別」、教員個人研究室の無断捜索、および管理局員による組合員の監視などの記述について。
以上について平成8年7月31日までに文書でご回答くださいますようお願いいたします。なお、この質問書およびご回答は公開として組合ニユースに掲載いたします。