北陸大学教職員組合ニュース1号(1995.7.12 発行)
教職員組合結成される!!
A labor-union was organized.
工会成立了
.
El sindicato se organizo.
Eine Gewerkschaft war gegrundet.
グローバルアイズは人権から!
◆結成大会の経過報告◆
日時:1995.7.5 20:00-21:00
場所:KKR会館加賀
多くの人の参加で、北陸大学教職員組合は結成されました。開会の言葉(橋本)、議長選出(岡野)に続いて、経過報告(土屋)がなされました。大学変革の時代、教職員がまとまり、改革をめざす基本姿勢に則って、1)北陸大学の現状と諸規程・規約等が改訂された実状,
2)法的に守られた組合の必要性,等が報告されました。続いて労働組合規約の提案(島崎)に移り、各章の概略説明の後、組合費の額については第一回総会で決定することを含め、規約は承認されました。
役員の選出(桜田)に移り、以下の三役と執行委員(計12名)が選出・承認,決定されました。
執行委員長
(薬) 土屋
隆
副執行委員長
(法) 島崎利夫
書記長
(外) 桜田芳樹
会計
(薬) 田端淑矩
執行委員
(薬) 浅野直樹
(薬) 寺西正憲
(外) 岡野浩史
(法) 西尾林太郎
(薬) 木津治久
(薬) 橋本
忠
(法) 田村光彰
(外) 三国千秋
土屋隆執行委員長より、活動方針の提案がなされ、要求書(教職員に郵送致しました)を理事長に提出することが承認されました。この後、参加組合員の声として、大学運営の民主化、給与体系の問題点等が出され,論議されました。
労働組合の結成宣言(三国)に続き、激励の挨拶が三人の方々から寄せられ、念願の結成大会は盛況のうちに終わりました。参加の皆様、会場の設営、受け付け等にがんばってくださった方々にも支えられて誕生した組合です。皆さん、共に守り育てていきましょう。
結成宣言
私達は今ここに、北陸大学教職員組合の結成を宣言します。
それは私達の生活を守り、社会的地位の向上を図り、大学の自治と学問・思想の自由を確立し、教育・研究の発展、振興を通じて、社会により貢献し得る大学として北陸大学を発展させる原動力の一つになるものと確信します。
最近、就業規則や給与規程をはじめとした諸規程や制度が矢つぎ早に変更されましたが、これらの規程の変更は私達の教育、研究生活に、直接間接を問わず重大な影響を及ぼしています。しかるに、これらの変更は、私達教職員の声を反映したものとは到底考えられません。また、私達の意見や提案等を聞くことなど殆どないのが実状です。
そこで私達の生活と身分が守られ、安んじて教育と研究生活に専念し、教育という社会的にも責任のある職務を遂行するためには、私達教職員の正当な要求を大学当局と直接話し合い、お互いの信頼関係を確立し、それを通じて北陸大学の発展に寄与するのが私達の責務であると考えます。
そのために大学当局と私達教職員が自主的に話し合う機会を制度的に保障するには、教職員組合が最も適切であるとの結論に達し、本日同じ考えをもつ者が相寄って北陸大学教職員組合が実現したのです。
今後私達は、良識と節度ある大学の教職員組合活動に当たり、現在社会的課題の一つになっている大学改革を円滑に推進し、北陸大学の真の発展に大きく寄与するために努力することを誓うものです。
願わくば、大学当局、学生、卒業生、ご父兄の皆様のご理解と心からのご援助を期待するものであります。
1995年7月5日
北陸大学教職員組合参加者一同
執行委員会三役員の言葉
組合結成直後のホットな想いを三役員の方に語っていただきました。
執行委員長
予想以上の加入者で結成できたことに胸を撫で下ろしています。結成宣言の主旨に沿って活動し、皆様と共に目標を達成させる責任を改めて痛感しています。しかし、本来,大学というのは,組合などがなくてもよい,真に開かれた場所であるべきではないでしょうか。
副執行委員長
私たちの意見を反映させうる組織の必要性をつねづね感じていました。それだけに、組合の結成を万感胸に迫る思いで受けとめています。大学の真の発展のために、微力を捧げるつもりです。
書記長
組合員の皆さんの要求に耳を傾け、安心して教育・研究に専念できる環境を早急に整えたいと願っています。