北陸大 初谷氏の授業再開巡り 大学と学生押し問答
北陸大学(金沢市、北元喜朗理事長)の初谷良彦元法学部長が、金沢地裁により今年度末までの教授としての地位保全の仮処分を受けたことで、学生らが17日、初谷氏の授業再開などについて大学側に説明を求めた。しかし、話し合いがつかず、職員や河島進学長らと3時間以上にわたる押し問答を繰り返す騒ぎとなった。
大学側は、16日の金沢地裁の仮処分は雇用関係についてのものであり、授業に関しては大学の裁量だとし、初谷氏の研究室はカギを取り換えるなどして使えないようにした。
説明を求めて初谷氏の研究室前に集まった100人以上の学生に対し、大学側は、学生を対象にした学長による説明会を提案したが、学生らはほかの教員も交えて公開の場で開くよう要求。それを拒否する大学側と押し問答が続いたが、きょう18日、河島学長が学生に説明会を開催することなどで落ち着いた。
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