北陸大学教職員組合ニュース第104号(1997.12.12発行)

速 報!

給与改定は、平均 3.15 %アップ

冬期賞与は、3.5カ月プラス一時金0.15カ月一律支給、人事考課は行わず

 

平成9年度ベースアップ、冬季賞与交渉妥結

組合は、引き続き、経理公開を要求します!

 12月に入って、2日(火)、8日(月)、10日(水)と行われた団交の結果、平成9年度の給与改定、冬季賞与の交渉が妥結しました。

 冬季賞与については、法人側は、一般職員に対する人事考課の実施を主張しましたが、組合は7月の夏期賞与の妥結時の確認書に基づき、断固としてこれをハネつけました。次に、法人側は、来年度からの人事考課の実施の確約を執拗に迫りました。しかし、組合はこれもストをも辞さない覚悟でハネつけました。

 もとより組合は、人事考課それ自体を否定するものではありません。しかし、大切なのは、公平な人事考課のルールを作ることと、それが実施できるような正常な大学、信頼できる法人を作ることです。これが先決だと考えています。本学法人が、不信感がうず巻く職場の現状を無視して、人事考課それも一般職員に対する人事考課にひたすらこだわるのは何故でしょうか。それは、「大学のために尽くした者」ではなく、「理事長

個人に尽くした者」に褒賞を与え、それによって北元理事長の依って立つ基盤を確固たるものにしようという意図の表れではないでしょうか。

 考課する側の法人がこれまでの大学運営の混乱に対する責任を何らとらないという事実、父母会の派遣分担や入試業務の派遣分担で明らかなように、部課長を含めて法人幹部が組合員を露骨に差別するという体質が厳然とあるという事実。今、人事考課が行われれば、その結果は火を見るよりあきらかです。

ベースアップ交渉に関しては、これまで組合は、

(1) 財務諸表を公開して交渉に応じろ!

(2) 国の補助金をカットされるほど極端に高額な役員給与を下げろ!

(3) 前理事長に対する法外な退職金3億円のうち、不当な2億円を返還しろ!

(4) 他大学の平均水準に近づけるために、10〜20%上げろ!

と主張してきました。しかし、法人は度重なる組合の主張に一向に耳を傾けず、ここまで引き伸ばしてきました。組合執行部は、皆様にこれ以上の迷惑をかけたくないとの思いで、この要求を間近に迫った平成10年度の給与改定交渉に引き継ぐこととし、本年度の交渉を妥結することにいたしました。

 

 

おめでとう!

太陽アソシエイツに組合設立

 組合は、平成9年12月8日、太陽アソシエイツに組合が設立されたことを確認いたしました。8日夕刻、南委員長らがアソシエイツ社長である本学事務局浜辺吉樹氏に対し、設立の宣言を行ったとのことです。太陽アソシエイツは、正職員、嘱託、アルバイト及び本学出向社員など従業員構成は複雑ですが、組合結成は圧倒的多数の支持によりなされ、正社員らは今後団結してアソシエイツ役員と交渉してゆくことを決意しています。さしあたり、冬期賞与を含めた待遇改善を要求することにしています。

 教職員組合執行委員会は、アソシエイツ組合を最大限応援し、今後協力してゆくことを決定いたしました。

まずは、太陽アソシエイツの組合設立を心から喜び、おめでとうを申し上げます。

 

北陸大学教職員組合は、

北陸大学の発展を願っています。

皆様の諸権利を守り、

皆様の要求に応えるべく、頑張っています。

教職員の皆様の新規加入をお待ちしています。