＜団交要旨＞

１．夏期賞与で人事考課を実施するとする法人側に、組合側は拒否を表明。

２．薬学部実験助手の未払い時間外賃金は、6月25日に支給することが決定。

(1) 平成9年度給与改定交渉

［経緯］法人側は前回に続き、私大教職員の給与額比較グラフを提出し、「2.65％アップ」　を主張した。平均賃金については、前年度末（３月末）の平均賃金：436,243円；平成９　年４月以降の平均賃金：428,152円であり、今回の提案で、平成９年度の平均賃金は10,551

　円アップ（計438,703円）になると説明した。

組合：データのソースはどこから得たのか。あれば見せて欲しい。

法人：私学振興財団からだ。内容は公開できないが、正直にやっている。

組合：平均賃金（上記の金額）を見ると、昨年度より約2,500円アップにしか過ぎない。

法人：2,500円は計算上のものだ。退職と採用で年の平均賃金は変動する。

組合：定昇を除けば実質のアップは低く、とうてい妥当とは思えない。原資から考えても、

　　　もっと多く提示できるはずだ。今後とも強く要求していく。

法人：早期妥結を望んでいる。財務諸表をタテに無茶な要求は止めていただきたい。

組合：では、現在は正常ではないという認識があるのか。どちらが正常ではないのか。

法人：昨年から色々いきさつがあり、正常ではないと思っている。

組合：諸表を見せて不正を暴かれるおそれがあるから、見せられないのか。

法人：信頼関係がないということだ。

組合：経理にやましい点がないなら、誠意を示すべきだ。諸表の公開が信頼関係を回復す

　　　ることになる。その努力をしないで、言葉だけで言い逃れるのは無責任である。

法人：教育職員には2,5ヶ月を提案し、人事考課を反映させません。一般事務職員には、

　　　2.7〜2.3ヶ月の間で人事考課を行いたい。

組合：人事考課の意義は分かっているが、本学の考課項目が、本来の意義に沿っているの

　　　か検討したことがあるのか。実施は正常な労使関係つまり、信頼関係が先ず必要だ。

法人：事務局職員の管理上必要である。実施する。

組合：教職員に業務の遂行責任を強制し、人事考課をすることばかり主張するが、管理局　　　幹部や法人理事たちは、最近の不祥事をどう考えているのか。虚偽報告など、文部

　　　省の異例の行政指導に、誰がどのようなかたちで責任をとるのか。

法人：････････････。

組合：労基法違反も同様だ。不祥事の責任のとり方について、はっきりしてもらいたい。

法人：････････････。

組合：返事がないのか。

法人：･･･････、責任は感じている。今は実行することが大事と思う。１つ１つやっている。

組合：正常化に努力しているとは思えない。１つ１つやっているというが、今後徹底的に

　　　追及してゆく。また、責任問題には、組合あげて大々的にキャンペーンを行う。

法人：人事考課の問題を解決しないと賞与が支給できない。

組合：考課項目、すなわち努力目標の項目を公開しないで実施することには反対である。

(2) 薬学部名誉教授発令拒否

組合：名誉教授の件はどうなっているのか。拒否決定時の理事や学長に連絡したのか。

法人：何もしていない。決定に変りない。今後、名誉教授資格の基準に検討余地はある。

　次回の団交は６月２４日に開催が決まりました。夏期賞与は、暫定的にでも今月末までに支給するよう交渉するつもりですが、人事考課などの交渉方針に、また、最近の諸情勢と当面する組合活動についても皆様のご意見を頂きたく思います。

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日時：６月２５日（水）午後６時３０分〜

場所：薬学部　第２薬学棟202PN 教室

　　　　　　　　　　　　　　　　　（詳細は、別紙案内にて）　　ご出席ください！