北陸大学教職員組合ニュース第68号(1997.5.12発行)

 

教職員組合 臨時大会開催される

 

学長裁判原告団の支援強化を採択

 

 さる4月18日5時半より薬学キャンパスにおいて、臨時大会が多数の参加をえて開催されました。今年度の給与改定について交渉の基準を定めるのが本題でありますが、最近の組合を取り巻く諸情勢についての報告があり、組合活動のより一層の活性化を提起するものとなりました。
岡野執行委員を議長として行われた大会の概要をお知らせします。

 

T 報告事項 (土屋委員長、櫻田書記長説明)
(1) 団体交渉事項について
(2)
36協定について

 これについては組合ニュース62号、66号に既報の通りです。

U 議題については、櫻田書記長など執行委員の提案説明の後、活発な討議が行われ、 以下の通り決定しました。
(1) 今年度の給与改正交渉について

  平均20 % アップを要求する。

 ベースアップについて昨年は全国100大学の平均とのへだたり24 % を3年間で 埋めるよう8% を要求したが、すでに2年前の水準なので、今年度は当初より 20 % アップを求め一昨年の水準を実現することが決定されました。なお事務局職員の場合 3040 % のアップがなくては、大学で働きながら自分の子弟を、安心して大学にも上げられないとの意見もありました。

  また、執行部から、給与交渉は少なくとも夏期ボーナス前に決着できるよう団体交渉を行いたいが、昨年度から懸案となっている、交渉の前提となる財務諸表の公開を あくまで求めてゆきたいとの説明に、参加者から多くの賛成意見があった。

(2) 学長裁判原告団の支援について

  民主化活動方針に沿って支援を強化し、経済的援助として30万円を支出する。

  大学運営の民主化、正常化は組合の大事な課題であり、最近の大学改革に不誠実な対応しかしない法人をはじめ、学長や学部長の教員の多数意見を無視する非民主主義的な態度を見るにつけ、組合としても組合設立の趣旨を実現するためには、これまでの路線を強化して、より一層活発な活動が必要である。学長裁判原告団の活動支援は、昨年の大会ですでに決定済みですが、今大会で再確認するとともに、経済的な援助を行いたいとの提案がなされ、全会一致で承認されました。

  なお、原告団世話人からこの決定に対し謝意が述べられるともともに、これまでの教職員の数百万円にのぼる個人的カンパが、裁判費用をまかなってきた概略が説明された。

(3) その他(島崎執行委員提案) 

  執行委員の増員(法学部1名)が認められた。  

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組合執行委員会より

 4月の給与に関するアンケートにお答えいただき、ありがとうございました。今後   の給与交渉の参考にさせていただきます。

 教職員組合設立2周年記念行事について、執行委員会ではなんらかの計画をしてい   ます。例えば

   a) 昨年の記念パーティーには感激しました。今年も開催を望む。

b) 大学を取り巻く諸情勢について、「改革とは何か」と言ったテーマで記念講演会 を開催してはいかがか。講演者の1人として衛藤氏を招請するのもよい。

 皆様に、何か提案、ご希望がありましたら執行委員会までお寄せください。

    (なお、KKR会館加賀は、現在建て替え中で利用不可とのことです)

 組合費の収集作業、組合ニュースの発行や発送作業など、日常業務を支援してくだ   さるボランティアを求めています。ぜひご協力ください。

4 金沢市内(できれば、小立野〜錦町)で、組合事務所の借り上げを検討しています。

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