北陸大学教職員組合ニュース第43号(1997.1.11発行)
教員の過半数
久野栄進学長の退陣を要求!
次期学長人事無効等の提訴が行われた昨年12月17日に続き、12月19日には久野栄進現学長の退陣要求が、北陸大学教員106名の氏名を添えた退陣要求書の学長への提出を以て行われた。退陣要求の理由は7項目にも及び、その中には、組合が昨年行った一連の学長への公開質問を全て無視した行為も大学の長たる責務を果たしていないとして提起されている。基本的には、冒頭の裁判所への提訴となった次期学長人事ならびに薬学部教授人事に於ける久野学長が教学の意思を無視したことが最大の理由であろう。
組合はこれまでの組合ニュースで報じた如く、同じ趣旨で久野学長の責任を追及してきた。常識的に考えれば、大学学長が過半数の教員によって退陣を要求されるということ自体、十分な辞任理由になると思われるが、まだ何ら意思表明がない。今後組合としてもこの問題を取り上げたいと考えている。とりあえず、組合が入手した次の2つの資料を掲載し、組合員諸氏の判断の材料に供したい。
1.教員有志からの退陣要求書の提出に関わる文書
2.久野学長が父母会に送付した12月26日付けの文書
2.の文書は、学長は、大学教員に対しては自らの意思表明を未だしていないにも拘わらず、父母会には早々と対応していることは、教員無視の証となる。また、有志の会関係者は「学長文書には大きな誤認がある。“一部教員”ではなく、過半数であること。文中の“これを不服とする”で、公選制を求めたタイムと次期学長決定のタイムが逆転していること。そしてもっと根本的なことは、“勉学環境に支障”を来すような混乱の原因がどこにあるのかの認識が全くないことである。」と述べている。
1.教員有志からの退陣要求書の提出に関わる文書:退陣要求文
1.教員有志からの退陣要求書の提出に関わる文書:要求書の提出を報じる文書
1.教員有志からの退陣要求書の提出に関わる文書:退陣要求(7項目の理由)文書
2.学長が父母会に送付した文書
1.教員有志からの退陣要求書の提出に関わる文書