北陸大学教職員組合ニュース191号(2003.4.28発行)

 

定期総会で新三役、執行委員が決定

 421日(月)に順延になっていた2002年度の定期総会が開催されました。議長として薬学部の木津教授、書記として同じく薬学部の松原講師が選出されて議事がすすめられました。

 最初に、三国書記長から、これまでの1年間の活動報告の総括がありました。今年度は、これまでにも増して法人側に組合に対する誠意が感じられず、交渉でも非常な不快感と徒労感を味わったことが表明されました。特に、ボーナス交渉において、そうでした。法人側は5億円の収入減を理由として大幅削減を提案してきましたが、組合側は、大学の財政状況から考えてできないはずはないので、一昨年の水準に戻すことを要求しました。団交の席上、ボーナスの最終的妥結については、今年の帰属収入の状況を見た上で考えるということで組合と理事会はお互い合意しました。ところが、最終的に今年の帰属収入の減収が5億円ではなく2億円程度と判明したにもかかわらず、理事会側は誤った推測にもとづいて提案した賞与の大幅削減案を一切修正しようとはしませんでした。

 三国書記長からの説明に対して、特に、今年の入試手当ての支給に関して質問が出され、支給の実態について調査をしたほうがいいのではないかとの提案がなされ、これは執行委員会で検討することとなりました。最後に、現在の法人側の不誠実な態度が変わらないかぎり、大学の状況がよくなることはむずかしいが、新しい体制で粘り強く組合運動を続けていってほしいとのことばで三国書記長の報告は終わりました。

 次に、会計を担当している小南助教授から2002年9期の決算報告があり、内容についての質疑応答のあと、満場一致で報告を了承しました。さらに、小南会計から、2002年10期の予算案が示され、今年は、支出の面で闘争資金を強化し、広報・情宣活動を重視した予算であることが説明され、こちらも満場一致で了承されました。

 次に、執行委員の改選が行われました。無記名による直接投票の結果、右の方々が新たな執行委員として満場一致で選出され、今年度の組合の運営にあたることになりました。なお、事務局の執行委員が出されていないことについては、執行委員会の判断で随時事務局の職員に執行委員会に参加してもらい、必要な情報交換などをしていくこととなりました。そして最後に、桐山新執行委員長より決意表明がなされて、総会を終えました。

 

 

 

 新しい執行委員の方々は以下のとおりです(敬称略)。

 

執行委員長    桐山 典城(薬学部)

副執行委員長   佐倉 直樹(薬学部)

書記長      岡野 浩史(外国語学部)

会計       荒川 靖(薬学部)

会計監査     三国 千秋(外国語学部)

執行委員     栗田 城治(薬学部)宮一 諭起範(薬学部)

         潮 昭太(外国語学部)長岡 亜生(外国語学部)

         田村 光彰(法学部)茨木 正治(法学部)

         柳本 祐加子(法学部)

         

 

 

 

 

御挨拶

北陸大学教職員組合執行委員長

桐山 典城

 今回の人生において,第8代目の執行委員長を務めさせていただくことになりました。どうも小生には輪廻転生(てんしょう)・人寰万事塞翁が馬の意識が働いているようです。ある時,10日間の断食を体験しました。因みに,人は7週間位は耐えられるようです(無論,水の摂取は必要です。)。それまでは,数日間のハンガーストライキなるものを別世界の事のように感じていましたが,今では数日間の断食は朝飯前の事となりました。それまでは,少々の空腹感でも苛々したものですが,今では体の方がこの主人,やり始めたなといったところです。

さて,この地球上,同時代を生きる方々,御縁があってこの北陸大学に集う方々,どうか雇用者と被雇用者が今まで以上に信頼し合って,大学の更なる発展,より良い職場を目指していこうではありませんか。

未熟者ですが,微力を尽くす所存ですので,どうぞ組合員の皆様,御協力のほど伏してお願い申し上げ,御挨拶とさせていただきます。                         

                                   合掌