北陸大学教職員組合ニュース第178号(2002.6.19発行)

 

 

河島学長、教員のプライバシー保護を約束

 

 先般、北陸大学の『研究者総覧』について、「顔写真、生年月日、電子メールアドレス、直通電話番号などの掲載は、教員のプライバシーの保護の観点から問題があるのではないか」という訴えが、組合員から組合執行委員会に出されました。

 組合執行委員会は、検討の結果、重要な人権問題という認識で解決にあたることとし、5月13日に、組合三役が直接河島学長と話し合いをしました。河島学長は『研究者総覧』については、できるかぎり、顔写真、生年月日、電子メールアドレス、直通電話番号などの掲載した、最初の形式で出版したいとの意向を示しましたが、これから作成予定のホームページの内容などについてはしかるべき配慮をしたいとのことでした。

 この問題について、組合は当初、学長を交えた団交を予定していましが、その後、組合執行委員会に、申し立てを行った当事者と河島学長とのあいだで話し合いがあり、「しかるべく解決したので、団交に出る必要はない」という法人側の意向により、河島学長を入れた団交での交渉は実現しませんでした。

 しかし、これが組合員全員にかかわる重要問題であるとの認識に変わりはありませんでしたので、6月12日(水)に再度、三役が河島学長に会って話し合いを行い、以下の事項を確認しました。

  1. これから作成予定のホームページなどに個人情報を掲載する場合は、必ず本人の了解を得てから行う。

  2. 将来『研究者総覧』の改定を行ったり、類似のものを作成したりする場合にも、プライバシーに関する情報については、本人の了解を得てから掲載する。

 河島学長は、自分が学長であるあいだは、以上のことを、誠意を持って実行したいと言明をしました。

 この問題について、組合員の皆さんからご意見、ご要望などありましたら、執行部までお知らせください。