北陸大学教職員組合ニュース第171号(2001.7.2発行)

 

法人提案:賞与大幅(30−40万円)カット!

7月3日()緊急組合大会開催

 

 法人側が1ヶ月以上にわたって拒否しつづけてきた団体交渉が629日(金)にやっと行われました。59日に団交を申し込んで以来7週間が経過していました。

 団交での、なぜ団交をこれまで開かなかったのかという組合の質問に対して、法人側からは、例の「食中毒事件」の対応にせいいっぱいであったとの返答しかなく、また、今年度の評議員会に出した平成13年度の予算書をなぜ組合にいまだ渡していないのかという質問に対して法人側は、「組合に渡す必要はない」というこれまでどおりの強圧的な態度に終始しました。

 次に法人側から右に示したような今年度の給与改定案と賞与案が示されました。昇給は年齢給のみ、76日(金)支給予定の賞与は教育職員が5.0ヶ月、一般職員は4.5ヶ月分に加えて0.3ヶ月分の範囲での人事考課の反映というきわめて厳しい提案です。(ちなみに昨年は教員が5.7ヶ月、一般職員が5.5ヶ月に加えて0.5ヶ月の範囲での人事考課の反映でした。)いったいなぜこのように昇給幅を最低限に押さえ、賞与を大幅にカットするのかという組合からの質問に対しては、志願者数、学生数の減少から財政状況が厳しいことや、薬学部の施設の更新を準備していることなどの説明がありましたが、一般論や推測ばかりでまったく具体性を欠くものでした。なお、役員報酬も減らすということが言われたので具体的数字の開示を要求したところ、その必要はないし、する気もないという返答でした。

 特に今回見逃せないのは賞与の支給予定日のわずか1週間前に団交で組合に提示するという法人側の騙し討ち的なやり方です。これは、組合の反発を予想し、交渉の時間をできるだけ作らないように意図的に団交を遅らせたとしか考えられません。

 組合側は、法人側の提案に対して、とうてい受け入れられるものではないことを伝え、最低でも昨年度の水準の維持を主張しました。詳細については緊急組合大会で報告いたします。

 

緊急組合大会

日時:7月3日(火)18:30より

        場所:102PN(予定)

        議題:平成13年度給与改定および賞与交渉


委任状

20017月3日の緊急組合大会の議題の一切を議長(     )に委任します.

氏名                 

 

 

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平成13629

北陸大学教職員組合

執行委員長 島崎 利夫 殿

         

平成13年度給与改訂について、次のとおり回答します。

1.平成13年度給与改訂

@ 給与は、年令給分の昇給とする。

A 諸手当の改訂は行わない。

2.平成13年度賞与

@ 教育職員の年間賞与支給率は、月額算定基礎額(本俸、管理職手当、扶養手当、

調整手当(1))の5Oヵ月(夏季23ヵ月、年末27ヵ月)とする。一般

職員の年間賞与支給率は、月額算定基礎額の45ヵ月(夏季22ヵ月、年末

23ヵ月)とし、別に03ヵ月(夏季0lヵ月、年末02ヵ月)の 範囲内

で人事考課を行い、支給する。

A 夏季賞与においては平成13531日現在、年末賞与においては平成13

1130日現在、勤続6カ月未満の職員及び学校法人北陸大学給与規程第27

に該当する期間がある職員は、その勤務期間に応じて支給する。

3.その他

@ 今後の人件費については、帰属収入に占める人件費比率の上限を45%に設定

し、健全な財政を将来にわたって維持していくことを基本とする。

A 教職員全員が、入学志願者・入学者の増加に努めるとともに、教育成果の向上

をはかることをとおし、自らが帰属収入増に向けて一層努力することをお願い

したい。