北陸大学教職員組合ニュース第
154号(2000.6.29発行)不当な団交拒否を許さない!
6月22日の法人理事会の団交拒否に対し、右のような文章を提出しました。
以後、組合は団交を申し込んでいますが、理事会側は、「執行委員のみの団交」という法律違反の要求をして、団交に応じようとしていません。団交の出席者を法人が指定したり、制限を加えることは違法です。
●組合員の声●
経営者側の不誠実な団交態度を目の当たりにした組合員から、次のような意見が寄せられました。
団交は「断交」か?
先日(
6 / 22 )団交で、「当局」は誰一人としてコップを片づけようとしませんでした。こうした何でもない仕草や態度に、「あの人たち」の団交に対する姿勢が見られたような気がします。
以下の要領で、臨時組合大会を開催します。多くの組合員の結集をよびかけます。
日時
7月 3日(月) 18:30 より場所 薬学棟
102PN議題
団交および賞与についてその他
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北陸大学理事長
北元喜朗殿
北陸大学教職員組合
執行委員長
田村光彰
6月22日の団体交渉は、次回の団交も多数の組合員の参加が予想されるのでぜ
ひ北元理事長に出席していただきたいという組合側からの要請をして終了しました。
翌日金曜日の夕刻、
6月26日月曜日午後6時に団体交渉をしたいとの申し入れが法人理事会からあり、さらに、月曜日当日に文書で団交申入書をいただきました。と
ころが開始時刻になりますと、北元理事長はおいでにならないのみならず、組合員
が多数参加する団交は行えないとして松村労務担当理事は団交会場に来ることを拒
否し、約50名の組合員は、
1時間以上待たされました。組合執行部の団交開始要求に対して、労務担当理事は今度は弁護士との打ち合わせができていないことを理
由に拒否し、また、組合員の前で拒否理由の説明をすることはおろか、拒否の理由
を文書にすることすら拒否しました。このような団交拒否は、道義的に許されない
だけでなく、誠実交渉を義務づける労働組合法第
7条第2項に抵触いたします。特に、賞与の支給日を
6月30日と提案しておきながら、その直前の団交を反故にするというのは無責任以外の何物でもありません。
ここに強く抗議の意を表するものです。
今回組合員が多数団交参加を希望したのは、法人理事会の生の声を聞きたいから
です。特に今回の賞与について、なぜ法人役員の報酬が引き下げられずに、一般の
教職員のみ、賞与が引き下げられるのか、直接に理事会の説明を聞きたいからです。
本当に理事会が賞与の削減に正当な理由を持っているのなら、当然組合員の前でも
説明できるはずです。ところが、労務担当理事はその当然のことを行おうとはしま
せんでした。
担当者がその責務を果たせないとなれば、当然北元理事長が理事長として責任あ
る行動を取るべきではないでしょうか。北陸大学教職員組合の組合員は北元理事長
が団交に出席し、御自身のことばで今回の賞与の件について理事会の方針について
説明なさることを強く求めています。北陸大学未曽有の危機を理事長はそこかしこ
で訴えておいでです。団交の席にもぜひおいでなさって、北陸大学の最高責任者と
して、理事長自ら組合員の理解を求めてはいかがでしょう。もし、これ以上北元理
事長が団交出席拒否をお続けになりますと、理事長は「組合員がこわくて団交に出
ることができなかった理事長」として北陸大学の歴史に名を残すことになります。
それは理事長ご本人にとりましても、北陸大学にとりましてもあまり名誉なことで
はありません。
次回の団交に北元理事長がご出席くださるよう強く要請する次第です。